自由な恋愛/結婚観とお見合いへのイメージ

私たちのこと

お見合い結婚のイメージは?

物心ついた頃から、私の同年代の友人たちはそれぞれのコミュニティで自由に恋愛をしており、二十歳を越えると食事の席はその話題で持ちきり。
まだ結婚するというほどの年代ではなく、恋人同士として日々を過ごしている様子を伺います。
いきいきと、ときに鬱々とした表情で語る姿を見るのはとても楽しいひとときです。

私は代々お見合い結婚をする家系に生まれ育ちました。
恋愛は控えるようにしていることを伝えると、その度に不思議な表情をされます。
時折、「古いね」「不自由そう」というご意見いただきます。
“パートナーを自ら選んで恋愛をして、そして結婚をして末長く幸せに暮らす。”
多くの方々が抱くこのイメージが普通であるいま、私はたしかにそのように映るでしょう。
私も思うところはいくつかありまして、それを淡々と語ります。

“白馬の王子様”はお見合い家系

女性のみなさんが抱いておられる、
「いつかすてきな人があらわれてワタシを連れて行ってくれる」
というイメージ。

特に好きな音楽の趣味についてこれを実感しています。
普段カラオケをご一緒してくれる女性友達や、カラオケSNSで知り合った仲良しな女性たちの歌を聴きながら、「あぁ女性は心からのシンデレラなんだなぁ。」と思うのです。
ディズニー映画で描かれるようなすてきな男性像は憧れます。
永遠のテーマですね。

最近になって気づいたのですが、いわゆる王家ってお見合い結婚が普通です。
将来を約束されたはずの王子が、舞踏会で知り合った町娘と結ばれるシンデレラストーリー。
そのほかの物語でも綴られる、お見合いと自由恋愛という間で揺れ動く王子、王様夫妻の心情、そしてヒロインを中心とする登場人物たちの人間模様やロマンスはとてもすてき。
ただ、自由恋愛による結婚が普通のいま、実はこの肝心な”王子様役”は不足しています。

特に大きな力を持っているとか、そうでない家柄であったとしても、お見合いで結婚するからには将来の理想的な夫婦像についてなにかしら触れる機会があるのではないかと思います。
男性の子息であれば、女性とどのように接するのか、その心持ちなどの教育があります。
女性にとっては、相手の家に嫁ぐためのいわゆる花嫁修行があるはずです。

当人の意思をどこまで尊重するか問題はあるにしても、少なからず将来が約束されているのです。
そして、そこへ向けた明確な教育や努力、またイメージしているものがあります。
この点について、お見合いと自由恋愛での結婚というテーマの見方は異なっていると、まわりを見渡して感じるのです。
当然ながら、自由恋愛で結婚されるご家庭でもこういった観念についての道徳的な教育、そして当人の努力があることは存じ上げております。

女性は生まれながらのシンデレラです。
ご自身の容姿への念入りな手入れや、まわりへの細やかな気づかいとふるまい、感謝しています。
私を含め男性諸君が気がついてあげられない思いやりが多すぎて、申し訳なさすら感じます。
男性側としては恋愛や結婚の未来について知らないことが多すぎるのと、持ち前の鈍感さゆえに、女性を上手にリードすることが難しくなっているのです。

王子様を探しても見つかりづらいいま、女性から、「パートナーを王子に仕立て上げちゃおう」というしたたかな気持ちがあると、世界の幸せの量がもっと増えるのではないかと感じるのです。
私たち世の男性はなにもわかっていません。

別れの原因は野郎のニブさ

仲のいい野郎たちとの居酒屋でな、いっつもお前ら恋と酒のことで盛り上がってんな。
彼女いるのかいないのか、あの女優がアイドルがめっちゃタイプだのなんだの。
この酒が最近ハマってて美味いだのなんだの。あとゲーム。
そして定期的に出てくる、お前たちもしくはどこかのアイツがフラれた話。
よくよく聞いてみると、「(お前のニブさのせいじゃねーの?)」という心の声。

野郎が女性を「好きだ!!!」と熱くなるのは一瞬。コロっとね。
そして冷めるときはスッと冷める。コンロかよ。
そしてノリと勢いでなんとかしようとする。
ここでもう恋愛についての女性との致命的ななにかがある。

女性は俺ら野郎どもが想像つかないほどにもう努力してる。
それこそ息をするレベルで。
対して俺らの息をするような期待といえば、野郎友達からの「一狩り行こうぜ」の一声。
うん。そういうの大好き。モンハンやったことないけど。

未来へのイメージがあんまりできていなかったように感じるわけ。
いまが楽しけりゃそれ<“だけ”>でOKというように、勢いで付き合って無知で別れるケース。
知らないことが多すぎただけなんだ。
いまからでもできることはきっとある。
「恋人と結婚相手は別だよなー」とか言っとる間にだんだん歳食ってまうんだぞ。
あとその婚活アプリに運命の相手はおらん気ぃする。
趣味や自分の知らない世界でつながれる、そういうソーシャルなコミュニティでの出会いはすごく楽しいぞ。

すでに女性はもう十分すぎるほど俺らに提供してくれているっていうことを念頭にしたい。
「美女と野獣」の野獣ってあいつも王子だからさ、しつけのなってない野良犬ではないのよ。
こちらからなにを差し出せるか真剣に考えられると、世界の幸せの量はもっと増えると感じる。
恋愛について世の女性はすげえ。

すてきなのは”歩み寄りのこころ”

お見合いが前提だと、両家はまだ見ぬ相手を見据えた”歩み寄りのこころ”をだいじにします。
自由な恋愛にあるいまのスリルやロマンよりも、未来を見ているんですね。

また、代々続けていれば、一族や親戚としてその感覚がわかっているので話が早いです。
「あんたまだなの?」「ええ人紹介したるよ!」「どこどこのお嬢さんがとってもいいこで〜」という具合ですね。
当人の意思の尊重という問題はいつまでもありますが、なんといいましょうか、結婚して幸せになるためのある程度の素養は身に付きやすいと思います。

恋愛でうまく交際が続いている友人たちを見てみると、人付き合いのバランス力に優れています。
目上の方にも目下の方にも分け隔てなく接することができて、立場の選り好みにあまりこだわっていないように感じるんです。
あとなにより誠実な思いやりがあります。
すごい。

お見合いでも自由恋愛でも、歩み寄りのこころがあればその人たちは幸せなんだなって思います。

あとがき

この話は具体的に友人たちの顔を思い浮かべながら書いていきました。
とても楽しかったです。
まだ結婚しているのが少なめな、私たち世代の現在と過去についての気づきを書いたので、実際に結婚してからのことはわかりません。
それでも努力やイメージすることはできます。

私を知る人からしてみれば、
「きゃー紳士ね!」
「お前そんなこと考えてたのか」
「前から変だったけどやっぱりやべーやつだな」
「ブッダ」
となるでしょう。

私は私なりに、まわりの人の悩みを伺いながら、そうなった背景や、これからの幸せのためにどうしたらいいのかを考えています。
お互いの歩み寄りがあって、幸せになれたらそれはとてもすてきなことだと思います。
私たちがみなそうなれるよう、祈っています。

ディズニープリンセスたちと王子との結ばれ方についても書けることたくさんあるなあ。
あれ年々スタイルが変わってるから。

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